2022年(令和四年)この一年・菅井松雲

松雲書道会の菅井松雲会長の「2022年(令和四年)この一年」
の寄稿を掲載します。


     
 相変わらずコロナが収まらなくて、何をするにも感染対策や現状を
見ながらの行動であった。もちろん、それは今も継続中で、第8波
とも言えるが。その為2年連続で新年会及び総会は中止、墨雲展の
親睦会も中止であった。小生は元来酒は飲ない体質で酒宴を自ら
やりたいとは思わないが、せめて一年に1〜2回は各教室ごの会員が
分け隔てなぐ楽しく会食したいものだ。同じ趣味を持った仲間たち
なのだから。Z世代と言われる若い世代は団体行動を嫌うが、

団結力や親睦、悩み相談や仲間の笑顔、共通認識等々、人間関係を
上手く運ぶ手段の1つだと実感している。近い将来 又、そういう日が
来るといいのだけれど。会員の顔ぶれも、3年間で大部替わってし
まったし、何より師範、準師範、雅号授与等の表彰の場を苦慮する。
 
 さて当会においては、上記の宴席以外の行事は何とか例年通り

実施できた。春錬成会は計4回、墨雲展も好評裡で入場者は七百人
以上、県展も入選者多数、毎日展は出品者全員入選以上という、
他では考えられない好成績であった。新潟県書道協会35回展も
実行委員長の重責を無事 務める事が出来た。秋は、お盆過ぎより
例年になく過密スケジュールで、皆さんもさぞ大変だったと思う。
書花展は9月1日より30人の選抜者、秋葉区展は最高賞を含む
9名受賞、新潟市展、協会展は小生理事、運営委員、審査員、
年度審で近藤氏が加わり、その間をくぐって 南魚沼展審査員、
作品解説者と2回出かけた。芸展は会員賞審査主任、常務理事で
作品解説会を担当。当会出品者は、ほぼ入選以上の栄に輝いた。
展覧会の締めくくりとして、新津美術協会小品展20回記念展
の為、新津美術館で開催し、圧倒的な数と力を示すことが出来た
と思う。秋葉区の書道をなんとか盛り上げようと一生懸命やって

いるのだが、他会の方は何とも思っていない気がしてならない。
当会が地域を支えていと言っても過言ではないと思うが…。
従って秋の錬成会は8月、9月と前倒して2回実施した。
◎今後の課題
• 世間同様、書道用品の値上がりが止まらない。なるべく安価

でよい物を提供したいと思う。(会員の負担を減らしたい)
• 錬成会場(市民会館)が、2023年で取り壊しが決定している

ので会場変更を して継続していきたい。今のところ金津
コミセンが最有力。
• 作品は、春浦調を基本としながらも、他に何か枝葉(個性)を

伸ばす事が必要 と考える。作品効果、構成、種類、強さ、
アイデアが欲しい。
• 会員増の努力!残念ながら年々減少し、高齢化、少子化。

何とか食い止め なければ、現状維持は難しいので、
会員の協力、情熱が不可欠。

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